※画像はすべてYouTubeから引用
最近の人気アニメ『薬屋のひとりごと』が
面白くてみているのだが、中国系の背景な
原作としたアニメ『十二国記』
の世界観やキャスト、あらすじを
ご紹介します。
はじめに
タイトルは一見、難しそうなニュアンスを感
じるが、見始めると、とても面白かった作品
話ごとに異世界の様相が少しづつ解っていく
のは、主人公と一緒に冒険をしているのでは
と思わせる。
観始めると止めるのが困難となるぐらい夢中
になれました。原作小説は読んだ事がないが
このアニメ作品を入り口としてから、小説も
読んでみると物語の世界にすんなり入れるの
に丁度良いと思います。
十二国記あらすじ
平凡で地味目で優等生な女子高生の中嶋陽子
は、夜毎、奇妙で恐ろしい夢を見ていた。親
に相談するのだが取り合ってもらえず、世間
体が良くないからと生まれつきの赤い髪を黒
髪に染めるよう親に言われる。美容院の前に
は行くのだが、入店するのを躊躇い街を歩く
、そして奇麗な印象の少年に出会う、その少
年は陽子に「お前血の匂いがする」と言い忽
然と消えた。ある日、学校の教室に謎の男が
現れ、陽子に一緒に来てくれと言い膝まづく
、その光景に教室は騒めき、教室に入って来
た教師が陽子に、謎の男との関係を問いただ
す、その時教室の窓ガラスが突然割れたが、
陽子と謎の男以外はガラスで怪我をした。陽
子は教室から逃げ出し屋上に向かう、その間
もガラスが割れる異変は陽子の後を追うよう
に起こるのである。
屋上に出ると幼馴染の浅野と級友の杉本がい
た。巨大な怪鳥「コチョウ」が陽子たちに襲
い掛かるが、謎の男「慶麒」が使い魔「ヒョ
ウキ」を呼び食い止めるのだった。更に「カ
イコ」を呼び出し、カイコの持つ剣を陽子に
渡しコチョウを切れと言うのだが、陽子は渡
された剣を放り出し拒絶する。成す術もない
と悟った慶麒はカイコに陽子を安全な場所へ
と言いつけるが、陽子は浅野や杉本も一緒で
なければ行かないと拒絶したために、新たな
使魔を召喚し陽子と共に逃げるのだった
暗雲立ち込め降りしきる雨の埠頭に降り立つ
が、執拗に追ってくるコチョウが迫る。
剣の振れない陽子に慶麒は使魔冗祐を憑りつ
かせコチョウを撃退する。そして、慶麒は「
ここでは守れない」とし蝕を起こし異世界に
陽子たちを送るのだった。
陽子たちは、この世界で生き抜くことが出来
るのだろうか?
この世界とは?
月の影 影の海 一章 転章
1話~14話
風の海 迷宮の岸 一章 転章
15話~21話
書簡 22話
風の万里 黎明の空 一章 終章
23話~39話
乗月 40話
東の海神 西の滄海 一章 転章
41話~45話
全45話
このアニメの続きを期待したいものだ。
迫りくるコチョウと剣を構える陽子
キャスト
中嶋陽子:久川 綾
杉本優香:石津 彩
浅野郁也:上田祐司
景麒:子安武人
景喜の使令と女怪
白芥瑚(はくかいこ):進藤尚美
驃騎(ひょうき):清水敏孝
班渠(はんきょ):岡野浩介
重朔(じゅうさく)
冗祐(じょうゆう):堀川仁
雀胡(じゃっこ)
蒼猿:岡野浩介
慶東国
浩瀚(こうかん):乃村健次
柴望(さいぼう):堀川 仁
桓魋(かんたい):松本保典
労蕃正(ろうはんせい):
虎嘯(こしょう):西凛太朗
夕暉(せっき):野島健児
遠甫(えんほ):西村知道
蘇蘭桂(そらんけい):千葉千恵巳
姉の蘭玉から桂桂(けいけい)呼ばれる。
蘇蘭玉(そらんぎょく):川上とも子
清秀(せいしゅう):平松晶子
秋官長:金月真美
夏官長:佐々木健
陽子と敵対勢
舒栄(じょえい):小山茉美
昇紘(しょうこう):大川透
呀峰(がほう):中田和宏
靖共(せいきょう):佐々木誠二
迅雷(じんらい):
小司馬
戴極国
乍驍宗(さくぎょうそう):藤原啓治
蒿里(こうり)/高里要(たかさと かなめ)
白汕子(はくさんし):勝生真沙子
傲濫(ごうらん):うえだゆうじ
劉李斎:進藤尚美
雁州国
小松三郎尚隆:相沢正輝
六太:山口勝平
延麒(六太)の女怪と使令
白沃飛(はくよくひ):日高奈留美
悧角(りかく):肥後誠
雁州国の人々
楽俊(らくしゅん):鈴村健一
楊朱衡(ようしゅこう):家中宏
帷湍(いたん):宝亀克寿
成笙(せいしょう):真殿光昭
壁落人(へきらくじん):田中秀幸
鳴賢(めいけん):風間勇刀
蛛枕(ちゅちん):中井和哉
500年前の雁州
斡由(あつゆ):大倉正章
亦信(えきしん):小形満
院白沢(いんはくたく):有本欽隆
驪媚(りび):勝生真沙子
毛旋(もうせん):肥後誠
元魁(げんかい):柴田秀勝
芳極国
祥瓊(しょうけい):桑島法子
月渓(げっけい):田中正彦
健仲韃(けんちゅうたつ):徳丸完
峯麟(ほうりん):松下美由紀
佳花(かか):落合るみ
沍姆(ごぼ):竹口安芸子
巧州国
塙王:土師孝也
塙麟(こうりん):佐々木優子
楽俊の母
松山誠三:渡部猛
才州国
采王黄姑(こうこ):鈴木れい子
采麟:浅野るり
梨耀(りよう):高山みなみ
大木鈴(おおきすず):若林直美
蓬山
蓉可(ようか):ゆかな
禎衛(ていえい):豊口めぐみ
少春(しょうしゅん):釘宮理恵
朱旌
座長:竹口安芸子
微真(びしん):紗ゆり
黄鉄(こうてつ):中田譲治
蓬莱
中嶋正志:渡部猛
中嶋律子:さとうあい
高里卓:坂口大助 幼少‐野田順子
要の祖母:京田尚子
主題歌
「十二幻夢曲」
作曲・編曲:梁 邦彦
「月迷風影」
作詞:北川恵子
作曲・編曲:吉良知彦
歌:有坂美香
OP、EDは一度聴いたら耳に残る良曲です。
アニメ制作
アニメの制作会社は『ピエロ』
ニルスの不思議な旅
うる星やつら(129話まで)
ピエロ魔法少女シリーズである。
魔法の天使クリィミーマミ、魔法のペルシ
ャ、マジカルエミ等や、その他、幽遊白書
の有名どころを製作した会社である。
十二国記の世界
範(ハン)、恭(キョウ)、柳(リュウ)、雁(エン)、
慶(ケイ)、巧(コウ)、奏(ソウ)、才(サイ)と、こ
れらを囲む舜(シュン)、漣(レン)、芳(ホウ)、
戴(タイ)の12国からなる世界
木から子が生まれる
ゃしんぼく)がある。
この世界は女性が出産して子を成すのではなく
天帝に願いリボクの実に印をつけて待つのであ
る。その実が卵果となり、子供を得るのである
卵果には、人や半獣(人の形態にもなり、獣の
形態にもなれる)が生まれる木をリボク、
妖魔を生む木がヤボクとある。
OPにもその情景が見られる。
12国の王と麒麟
各国に12人の麒麟が存在し、男性なら国の名
の後に麒麟の麒、女性なら国の名の後に麟の
字が付くが、国の名と同じ読みの漢字となっ
ている。
この12国の王は、天が選び、麒麟によって
伝えられる。景麒が陽子に盟約を唱えた時点
で、既に王となっているはずだが、許すとは
言っていなかった。
麒 麟
麒麟は、血の匂いや血の穢れを嫌う
自身の血であっても弱ってしまう。
王になると年をとらない。
王は天意により、麒麟から授かるので盟約を
受け入れると、人では無くなる。
国を捨て、蓬莱に戻ると天意に背くことにな
るので、短命で死んでしまう。
この12国の王は、天が選び、麒麟によって伝
えられる。
蝕
蝕が起きると、蓬莱(陽子たちの世界)から、
人を含むいろいろなものが十二国の世界に
流れつく、これ以外に国を荒らしたりする
天変地異もおこる。又、蓬莱に卵果が流さ
れることもある。
1話目で麒麟である景麒が蝕を起こし世界に
戻った。
蓬莱から流れた者
蓬莱から来た者を「海客(カイキャク)」と
呼ぶ、海客は、この世界の普通の人たちと
は言葉が通じない。だが王や仙籍の人等と
は言葉を交わすことが出来る。
中嶋陽子、小松三郎尚隆、杉本優香、浅野
郁也などが海客
胎果
中嶋陽子は、元々この世界に生まれるはず
だったが、蝕によって胎果が飛ばされ倭の
世界の女性の腹から生まれた。
延麒や泰麒、中島陽子
原作小説
『十二国記』は神仙、妖魔の存在する中国
風のファンタジー小説
作者:小野不由美
イラスト:山田章博
小説は2019年11月までに
講談社X文庫版から全11巻
講談社文庫版から全9巻
新潮文庫版で既刊15巻
となっている。
この作品の最初は十二国記のシリーズで
始まったのではなく、『魔性の子』とい
うホラー小説が始まりなのである。
シリーズ名が付くようになったのは、19
94年9月に出版した『風の万里 黎明の空
(下)』以降からで完結はしていない。
さいごに
キャストの役名などを見る通り、難しい漢字
のオンパレードであるので、漢字が苦手な方
は小説は少々入りづらいかと思う、なにせキ
ャスト名を打ち込む度の検索には骨が折れる
ほどで、ルビがないと読むのも難しいが、ア
ニメを観てからなら入り易いと思います。
主人公中嶋陽子が異世界の人々や、半獣の楽
俊とふれあいながら、巧から雁、慶の玉座に
着くまでの心の動きに、観ている側も寄り添
えるのではないだろうか。
話数としては長いかもしれないが、ファンタ
ジー好きなら夢中になれるものだと思います。